アフィリエイトではクリック報酬型広告と成果報酬型広告を上手く使い分けなければ効率の良い収入は得られません。
ここではそれぞれのメリットとデメリットを明確にし、それぞれに向いているサイトについてご紹介します。
クリック報酬型広告とは
クリック報酬型広告とはブログやホームページに貼り付けた広告バナーを訪問者がクリックするだけで報酬が発生する仕組みです。
クリック報酬型広告は厳密にはアフィリエイトではありませんが、ブログやホームページに広告リンクを貼り付けるという意味で同列に紹介していきます。
クリック報酬型の広告は広告配信側で最適な広告を選んで表示させるため、基本的にサイト側で広告を選ぶことはできません。その代わりに広告配信側は広告をクリックした訪問者がその商品を購入してもしなくてもサイト側に報酬を支払わなければなりません。
成果報酬型広告とは
成果報酬型広告では貼り付けた広告リンクから実際に売り上げが立たなければ報酬は発生しません。成果報酬型では広告に合わせた記事を作成し、訪問者の購入意欲を高めなければなりません。
クリック報酬型広告のメリットとデメリット
・広告の商品が売れる必要はないため難易度はかなり低い
・サイトの内容が広告の商品に縛られることが無いので好きな記事が書ける
・ひたすらサイトのPVを上げることに専念できるのでやることが明確
・競争率の激しいジャンルに挑む必要がない
・報酬単価が数円~数十円と非常に安い
・アカウント停止時の痛手が致命的
商品を売る必要がないため容易に収益化することが可能です。
そして売りたい商品が無いので自分の好きな内容の記事を書けます。その点では最も苦労する記事を書く筆は進みやすくなるでしょう。
しかし報酬単価が低いため、ある程度の金額を稼ごうと思うとかなりのPVが必要となります。
具体的には私の場合、月間1万円稼ぐのにクリック率2%ぐらいで一日700PV前後が必要になっています。
サイトの内容や広告の配置によっても大きく変わるので、この数字が一般的なものかどうかは分かりませんが、このくらいの集客が見込めるサイトを目指さなければまとまった収入は得られません。
また、クリック報酬型はGoogleAdSenceほぼ一択の状態なので、アカウント停止でもされてしまった場合は他のサービスに変更すると収益が半分以下になってしまうリスクがあります。
成果報酬型広告のメリットとデメリット
・売れた時の報酬が高い
・広告が選べる
・PVが全てではない
・書きたい内容の記事を書けるとは限らない
・強力なライバルとの競争が熾烈
一つの契約で数千円以上の報酬が可能なので、少ないPV数でも購入率を上げることで高収入も見込めます。
ただし人気商材には数多くのアフィリエイターが集中してしまうので、様々な戦略戦術を駆使してライバルたちと戦わなければならないでしょう。
クリック報酬型向きのサイト
PVが上がらない限り収入が増えることはありませんので、検索ボリュームが多いキーワードで表示されるサイトでなければ高収入は見込めません。
成果報酬型向きのサイト
購入意欲を煽るように誘導するページ構成が必要で、初めから売ることに特化したサイトを意識してサイト制作をしていかなければなりません。
まとめ
クリック報酬型も成果報酬型でもどちらが正しいとか簡単だとかいうものではありません。場合によっては両方の広告を混在させる事もあります。
ただしどちらが主体の広告になるかによってサイト自体の作りが変わってくるので、これからサイトを作成するのであれば最初からどちらの報酬型の広告を主体としていくつもりなのかを意識してから作成する必要があります。